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<岡山突き落とし>少年の父、涙の謝罪「息子が許せない」

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发表于 2008-3-27 01:40:59 | 显示全部楼层 |阅读模式
JR岡山駅で25日深夜、岡山県倉敷市笹沖、県職員、假谷(かりや)国明さん(38)が線路に突き落とされ、列車にひかれて死亡した事件で、一夜明けた26日、逮捕された少年(18)=大阪府大東市=の父親(57)が、岡山市内で記者会見し、「他人に迷惑をかけるくらいなら、自分を傷つけてくれれば……」と涙を流し続けて謝罪した。


少年は派遣社員の父、パート勤務の母(56)と3人暮らし。会社員の兄(33)は独立しているという。一家は95年の阪神大震災で兵庫県尼崎市の自宅が倒壊し、大東市に転居した。

 「(少年は)小学校、中学校といじめられてきた」。家から離れた高校に進学を決めたのも「中学からの知り合いがいないほうがいい」と判断したためという。中学卒業後、「一度だけ『いじめたやつらに復讐(ふくしゅう)したい』と話したけど、『そんなことをするな』と言ったら納得した」。高校での生活は楽しそうだったという。

 しかし、経済的な事情で進学を断念した。事件前日の24日夜、自宅で食事中、茨城県の連続殺傷事件のテレビニュースを見ながら、「こんなことするなよ」と声を掛けると、「うん」とうなずいたという。

 25日朝は、ゲームをして、仕事に出かける両親を見送った。1日1回は息子と携帯電話で話していた父は出勤後、電話をかけた。「就職活動、頑張れ」と励ますと、「はーい」と返ってきた。「普段と変わった様子はなかった」という。

 しかし、昼休みの電話には反応がなく、夜になっても帰宅しなかった。「自分の息子が許せない。被害者の方に本当に申し訳ないです」。父は最後まで頭を下げ続けた。

 ◇   ◇

 一方、少年は県警の調べに対し、家出について「進学希望があったが、経済的な理由でであきらめたことも理由の一つ」と供述。岡山駅に来たことは、「大阪を離れたいと思い、行く当ても確認せず、電車に乗った」と供述しているという。

 今春卒業した同府北部の府立高校によると、少年は休み時間に1人で本を読んだり、勉強しているタイプ。1年の時に「東大に行きたい」、昨年9月ごろには「京大医学部に行きたい」と話したが、学校側は学力的に難しいとアドバイス。クラスで1、2番目の成績だったため、別の国立大学への推薦入学を勧めたが、昨年10月ごろ、経済的事情で進学を断念した。

 昨年12月、「経理関係の資格を取って就職先を探す」と簿記3級の試験を受けたが落ち、就職先が決まらないまま卒業。卒業文集の寄せ書きには「3年間いろんな意味でいろんな事があって楽しかった」と書いていた。
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